任天堂DS・DSL 高速化改造 ホームへ戻る
高速化改造徹底解説編(2010/9/25 更新) 最新の状況を反映した内容に更新。
ポケモン育成などに大活躍するNDSオーバークロック改造です。
今までよりもさらに高速化することに成功しました。
◆動画
実際にゲームをプレイしてみた動画を添付しました。
◆ポケットモンスター・ブラックでテスト | ◆ポケットモンスター・ダイヤモンドでテスト |
◆メリット
・高速化により、ゲームプレイを短縮することができます。
・低速化も可能であり、複雑な動きをするゲームであっても容易にプレイできます。
◆DS本体による最大速度の違い
現在発売されているDSにはDS・DSL・DSi・DSLLの4種類があるが、それぞれ最大速度は異なっています。
表1に本体による最大速度の違いを表記しました。
表1 本体による最大速度の違い ※速度は本体のロット・気温などの要因によって多少前後する場合があります。 |
安定した高速化を行うには、DSorDSLがおすすめです。
◆カートリッジによる最大速度の違い
カートリッジによっても、最大速度が決定します。一部のカートリッジは高速化できない場合もあります。
表2にカートリッジによる最大速度の違いをまとめました。
表2 カートリッジによる最大速度の違い ※速度は本体のロット・気温などの要因によって多少前後する場合があります。 |
カートリッジ型番はDSカードの裏に表記されています。NTR-005における対応状況は、カートリッジ内部に使用されるチップによって異なります。
NTR-031カートリッジはゲームプレイ時のみ対応、ロード・セーブ時は非対応です。(ポケモン ハートゴールド・ソウルシルバーの場合はバトルレコーダーアクセス時も非対応)
どちらのカートリッジもロード・セーブ時にフリーズを起こす場合もあるため、1倍速に落としてからのほうが安全です。
ポケモンの場合、セーブ中にフリーズor電源落ちなどの障害が発生した場合、前のレポートを読み込む仕様となっています。(データー保存領域は2つあり、前のレポートが必ずバックアップされる仕様のため。)
高速化している本体・カートリッジに使用されている部品の組み合わせによっては不具合が発生することがあります。
カートリッジのロットによっても微妙に速度が異なったり、場合によっては高速化できない場合があるようです。
まとめ: ロード・セーブ時は必ず1倍速に落としてから!フリーズするカートリッジがあります。
(ポケモン ハートゴールド・ソウルシルバーの場合はバトルレコーダーアクセス時も非対応)
(ロードはゲーム起動中も含む)
一部のカートリッジは高速化できない場合もあります。
◆おやくそく
重要!ページを読み進めるにあたって 記載されている名称、または商品名は各社の商標、または登録商標です。 |
すべて自己の責任でよろしくお願いします。
◆改造手順
ここではDSLの例を解説します。半田付けポイントなどを除き、DS・DSiと共通する点もあります。
手順は次のようになります。
@必要な道具・部品
↓
A任天堂DSの裏蓋分解(Y字型ドライバ・+ドライバ)
↓
Bカートリッジスロットを持ち上げ(半田ごて)
↓
C指定ポイントに配線
↓
D裏蓋に振動子、スイッチ取り付け
↓
E本体とつなげて動作確認
↓
F閉じて元に戻す
↓
完成!
@必要な道具・部品
道具
半田ごて | 30W程度 先が細いもの 20〜130W可変のものを用意しました。(ホーザン) |
半田 | ここでは径0.8、スズ60のものを用意しました。細いほうが楽です。 |
精密+ドライバ | よく売っているセットで大丈夫です。 |
Y字型ドライバ | ホームセンター・ホビーショップ・東急ハンズなどで売っています。これがないと特殊ねじを緩めることができません。 |
棒やすり | スイッチ穴の加工に必要。 |
ピンバイス | 手動ミニドリル。スイッチ穴の加工に必要。 3 mmあたりの刃でOK。 |
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部品
・水晶振動子 必要な速度に応じて準備しましょう。28 MHz = 1.7 倍速 24 MHz = 1.4 倍速 4 MHz = 低速化用
・DSL用スイッチ (1個) 3Pスイッチを用意しましょう。
・配線材 細めのビニル線を用意しましょう。 外径0.56mmのものを用意しました。
・両面テープ ケース内に配線やスイッチを固定するのに使います。薄手のもので、重ねて用います。
入手が難しいY字型ドライバー・水晶振動子などの部品は部品通販にてお取り扱いしています。 日本全国送料格安にて発送いたします。 |
A任天堂DSの裏蓋分解(Y字型ドライバ・+ドライバ)
分解のポイント:下スロつめに注意
裏蓋をあけた後、外すねじはありません。LRのパーツはなくさないように取り外しておきましょう。無線LANモジュールも邪魔なため取り外しておきます。
Bカートリッジスロットを持ち上げ(半田ごて)
このスロットを持ち上げていきます。
四隅が半田で固定されているので溶かしながら少しずつそーっと持ち上げましょう。
Liteは基板が薄いので折れる可能性があります。
少しずつ徐々に全体を持ち上げていくのがコツです。マイナスドライバなどを差し込んでひずみをつくる→半田をとかしてひずみをつくる→つぎのポイントを溶かす。この繰り返しです。
ここまで持ち上がれば・・・半田付けポイントに配線をしましょう。足の根元は吸い取り線などできれいにしておきます。
C指定ポイントに配線
3段変速(1 1.4 1.7倍速)の回路例です。1倍はスイッチを切り替える際に発生する無接触時間によって作り出されるしくみです。
NTR-031系カートリッジ(ポケモンHS ポケモンBWなど)をプレイする予定があれば、水晶を1つだけ装着したほうがよいでしょう。(ロード・セーブ時に1倍速に切り替える必要があるため。)
配線ポイントに配線をつなげます。
D裏蓋に振動子、スイッチ取り付け
スイッチ穴はタッチペン横に開けました。ピンバイス、棒やすりを使ってていねいに加工します。
現物あわせで水晶の足を加工します。根元はガラスなので何度も折ると壊れます。一回で曲げましょう。
とても割れやすいので注意。
床に両面テープを貼り、水晶とスイッチを固定しました。スイッチは片袖カットして用いています。
両面テープで固め、ずれないようにしました。
配線をつないだ後は、メイン基板に触れない様に絶縁しておきましょう。
E本体とつなげて動作確認
バッテリーを接続して、動作チェックを行います。バッテリは逆刺しするとヒューズが飛びます。注意。
動作するようであれば、完全に組み立ててしまいましょう。
F閉じて元に戻す
再組み立てする際は電源スイッチ部分、音量プレートの位置に注意。ずれていると折れてしまいます。セロテープなどで固定して再組み立てすると安全です。
完全に組み立て、問題なく動作すれば完成です。
◆使用方法
基本: ロード・セーブ時は必ず1倍速に落としてから!フリーズするカートリッジがあります。
(ロードはゲーム起動中も含む)
速度の切り替え:DSの蓋を閉じてから操作を行う。開けたままでも速度を上げ下げすることが可能であるが、まれにフリーズすることがある。
3段変速モデル(1 1.4 1.7)モデルの注意:
(3段変速モデルは1倍速に落とすとき、開けて行う必要があるがまれにフリーズすることがある。対処方法は、いったん閉じ、スイッチを中間の位置にうまく固定してから開く。その後、高速側にスライドすれば速度は上がらず、スイッチも安定した位置となる。)
特定ソフトに関する注意:
ポケモン ハートゴールド・ソウルシルバーの場合はロード・セーブに加え、バトルレコーダーアクセス時は高速化非対応
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