任天堂DS ついに1.5倍速達成・分解編  アクションゲームでその効果を実感    ホームへ戻る

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このコンテンツは分解編と蓋閉め編2つに分かれています。このページを順番に読んでいけば全て見ることができます。

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 ついに1.4倍速でDS用ソフト・GBAソフトを駆動することに成功しました。
もともとある水晶振動子に並列接続しています。しかしやり方が難しく、かなり苦労しました。
今回はスイッチを取り付け、完全に収納するやり方を紹介します。

注意!すべて自己責任でお願いします。腕に自信がある方以外おすすめできません。
半田付けレベル:要チップ抵抗 慎重にやらないとDSが死にます。このサイトは一切の責任を負いません。

では実際にやり方を見てみましょう。今回一番難しいのはスロットをはずす部分です。
この部分を突破すれば後は楽です。ここではスロットカバーを壊れたDSからもらっておきました。
このやり方の欠点はDSが2台いるということです。さあないと様の情報によると1台でもはんだ吸い取り機を使えば可能とのことです。

用意する道具

半田ごて:
30W程度 先が細いもの 真空管用は不可    僕は20〜130W可変のものを用意しました。(ホーザン)

半田:
普通の共晶半田でもなんでもいいです。         ここでは径0.8、スズ60のものを用意しました。

精密+ドライバ      よく売っているセットで大丈夫です。

Y字型ドライバ      ホームセンターなどで売っています。これがないと分解できません。

はさみ       カバーを切るのに必要です。欠けてもよいものを用意しましょう。

任天堂DS  この方法では2台必要です。
          片方は部品取り用でソフトスロットの金属カバーを使います。これがないと元通りになりません。(後記)
          スロットカバーを壊さずに改造する方法もありますがかなり難易度が高いです。 (成功者あり さあないと様)

細いビニル線   ガラクタから取り出すのもありです。細いほどよいです。

水晶振動子    適当な周波数のものを用意してください。ここでは19MHz・24MHzを使っています。
            サイズが小さいものでないと基板に接近して電気的に干渉するので注意が必要です。
            金属のカバーがあるものはボディーアースを取れて安定しますが小型の面ではセラミックタイプのほうが優れています。

スイッチ       この部品は秋葉原をはじめ多くの場所で出回っています。いろいろ買って試すのも面白いです。
            個体差ががあり、感触がロットによって違うので必ず触ってみましょう。
            こちらで買ったものはゆるゆるでした。硬いものもあります。
これらは秋葉原ですべてそろうと思います。

両面テープ    スイッチを固定するのに必要です。より粘着力の強い厚手のものもよいでしょう。

スポンジ     デリケートな半田付け部分を保護するのに使用します。ここでは研磨用の白いスポンジを用意しました。

ねじ
        改造の際にはあけたり閉めたりの回数が多いので+ドライバーで開けられるようにしておくと便利です。 

任天堂DS・分解編

では実際に作業に入っていきましょう。大きな金属物に触って静電気を逃がしておきましょう。


まずNDSの裏蓋をはずします。隠しねじもなく楽です。最初にバッテリーをはずしてしまってください。
ねじ山をつぶさないようにしてください。同じサイズの+ねじを買っておけば後が楽です。


こんなふうになります。今回、これ以上は基板をはずして分解しません。デリケートな部分にはあまり触らないほうがいいかもしれません。

任天堂DS・カバー除去編(ここからが本番です。)
水晶発信器は4KOと書かれたカートリッジスロットの下にあります。
カートリッジスロットを取り外すのは難しくそのままだと基板のパターンも一緒にはがれてしまいます。
金属製のカバーの4隅が基板のGNDに半田付けされています。
試したものでは2種類の方法があります。

その1
4隅を少しずつ溶かしながら少しづつ上に持ち上げる。
この方法は難しく、ちょっとでも強く力をかけると基板表面のパターンがはがれてしまいます。
実際にこの方法で最初の1台をつぶしました。半田ごてが4本あればできなくもない!?

その2
金属製のカバーを切り取り、2つに分離してから溶かす。
今回考えた方法です。カバーを壊してしまうのでもう一台の部品が必要ですが確実にうまくいきます。
ただし、壊すときに力を加減しないとやはり根元のパターンがはがれます。


もったいないですが壊れたDSから頂きました。形が変形しないようにはずすのがコツです。4隅の出っ張りは必要ないかもしれません。
はずすときに注意です!この部分は非常に細かい部品を集めて作られています。
特にカートリッジノック機構はよく配置を覚えておかないと後で困ります。

今回はその2の手順を見ていきましょう。


まずはさみでカバーを切ります。薄いので普通のはさみでも何とかなります。欠けてもいいものを用意したほうがいいです。
奥に端子があるので壊れないように慎重に開いていきます。


奥にある端子にぶつかりそうになったところで横に開いていきます。力のかけ方を間違えるとパターンがはがれます。


こんな風に開いて左右を分けてください。開くときも両サイドの固定部分に注意です。
このときに出てくるばねや極小金具は取り付け方向をよく覚えておいてください。後でソフトがうまく刺さらなくなります。


ここまできたら半田ごてで簡単に取り除けます。根元を溶かして取れば終了です。
あとは黒いスロットを持ち上げて下の部分が見えるようにしてください。


きれいにはがれました。いったんここで動作チェックをします。バッテリーは左右を間違うとヒューズが切れるので要注意です。
DS用ソフトはセロテープなどでうまくとめてください。下に参考写真をおいておきます。


極性を間違わなければ大丈夫です。


今回半田付けする部分はここです。かなり細かいので他の部分を養生したほうがよいかもしれません。
※養生・・・・他の部分に半田が垂れたりしないように何らかのカバーをすること。



図のポイントされている部分に半田付けします。ここに細ビニル線を先につけ、それから水晶をつけると楽です。
無理に引っ張ったりするとパターンがはがれますので細心の注意を払う必要があります。


こんな風に取り付けました。うまくいっていれば少し速い速度でゲームができるはずです。
測定したところ、DS用ソフトが1.4倍速、GBAソフトが1.2倍速でした。音が高くなります。
うまくいかない場合はまず半田不良を疑ってください。ヒゲ、半田のつけすぎがやはり多いです。
あとここでは24MHzの水晶振動子を使いました。(機体により個体差があります。)

このように接続し、動けば成功です。今度はスイッチを取り付けてふたを閉めましょう。

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